先日日本の海上保安庁の船に中国船籍の漁船が体当たり攻撃をするという事件があった。
もう一月以上前の話で最後は民主党の訳の解からない判断で決着。中国人船長は釈放され、尖閣諸島はなにか中国領を日本が実効支配しているような雰囲気。挙句は日本固有の領土で押し込み強盗同然に領土侵犯をされている北方領土にはロシアの大統領が来てしまう騒動。
民主党が与党になってからというものろくなことが起きていない。こんな国家に誰が忠誠を尽くすだろうか。 領土は取られる、先人が命をかけて守った北方領土、この歴史背景を自国の歴史の授業で伝えよともしない。挙句は靖国反対を唱える。当時の国家方針で行きたくない戦場に徴兵されて死んで行った国民を祭れない政治家、しかも韓国人や中国人ばかりを犠牲者の様に言っているようにも見受けられる。徴兵も強制徴用も同じこと、ある意味、当時の日本が間違えた政治判断をしたことの反省をこめて、国家方針の犠牲になった人々(日本人を含め犠牲になった全ての人種の人)に敬意や弔意を払うのは当然と思うが・・・・。 台湾の忠烈士などは私も見てきたが犠牲者に対する扱いは日本とは雲泥の差である。 で、今回の尖閣諸島での中国漁船の攻撃は日本政府、特に管内閣は闇に葬ろうとさえしていた。事件のビデオがあるといいながら表に出ないので私は日本になんら非があるかと疑うほどであった。それが先日YouTubeで闇からの告発があり全国民の知る所に。これのどこに問題があったのか?むしろ早々と公開して日本の正当性と、尖閣諸島の領土問題は中国が一方的に起こしているものだと。何で言わないのか。こうなっても社民党の議員にはまだ中国に非が無いようなことを言っている女性議員も居た。なんで事実を事実として国民に知らせないのだろうか?こんなことでは前線で働いている人間の苦労を馬鹿にしているとしか言いようが無い。先に書いた靖国神社に対する管総理の考えに出ている通り、国家の犠牲者に手も合わせられないような政治家のする事に納得は当然出来ない。 結局は日本が戦争に負け戦敗国として生きていく上で上手いことやりすぎたつけがここにきて問題として露呈してきたと思う。 戦敗国という立場を巧みに利用し、平和憲法を上手いことアメリカに突きつけ(もちろんアメリカに提言された憲法だが)軍事費といういわば掛け捨ての保険を極力支払わずにただ単に経済的に稼いだ金を備蓄し続け世界でも有数の国民の生活水準が高い国になった。ただその経済成長も頭打ちになり、世界の雰囲気もここ20年で大きく変わった。そこに日本はついて行けず何やら取り残された格好になってしまった。バブル崩壊後も戦後復興と同じような発想での建て直しをしていたような。当時の自民党や国家の限界が有ったのだろうとは思う。 その後、自民党の揚げ足を取るというかきれいごとを言いながら民主党は力をつけてとうとう政権をとってしまった。日本らしいといえばそう思う。自民党の政策に飽きが来ていたずらにアンチ自民が増えてしまい、その自民党に対する反対票が当時野党第一党の民主党に流れた。以前に社会党が政権をとったときと同じ現象がここにもあった。あの時も阪神大震災に総理大臣が見舞いにも来ずその対応の稚拙ぶりに皆あきれていたものだと思っていたら、忘れて居たんだねえ~。同じ血を引く政治家の居る民主党に政権を取らせてしまった。民主党については以前にも偽装メール事件、ころころ代表が変わる(管、岡田、前原、小沢、鳩山、管)、等と問題が指摘されていたがこうもあっさりと政権交代するとは。挙句の果てには財政が破綻しかけていて消費税率を上げるとか、事業仕分けで埋蔵金を明らかにして財政を立て直すとか言っているのに、湯水のごとく税金をばら撒く「こども手当て」なんていうアメリカの禁酒法にも値する馬鹿な法案を可決したりと、その他、今でもよくわからない法案が可決されそうになっている。
尖閣の問題も流出が問題だと叫んで流出ルート解明を叫んでいるが今となっては、このビデオを秘匿する理由がどこにあるのだろうか?当該事件の裁判が行われるわけでもなく自国の不利益になるわけでもなくで。言ったら単に事実が写された事故現場のビデオ。ビデオ自身には今となっては裁判する上では何の意味も無いのにと思う。
結局、尖閣諸島沖での中国船の攻撃は明らかになったがこれを公開しない方針にした政府にはどういう考えがあったのだろうか。事実を明らかにしないという方針を判断した理由の真実はどこにあるのだろう?