先週は大きなニュースが流れた。安倍首相いきなりの辞任。 就任時はものすごい人気だったような・・・。先代がかなりインパクトの強い人だっただけに線が細く見えたのと、先代が持ち合わせていたカリスマとも言うべき雰囲気がない普通の秀才といった感があっただけに、外野の重圧を振り切ることができずになにやら失言でもしてこうなるような気もしていた。
失言といえば安倍さんの表立った失言はインド洋の補給を続けるための「テロ対策特別措置法の延長」で「職を賭す」といったことにあると思う。小沢さんの仕掛けたわなにはまった云々の話があるが組織の長として何しろ失言だったと思う。確かに先代の小泉首相が「自民党をぶっ壊す!」「郵政民営は民意、選挙の結果」などといい職を賭す覚悟の雰囲気はすごく出ていたが公のああいう場での「職を賭す」なんてあっさり言ったかなあ。かなり興奮した状態で演説で辞める辞めないの発言はあったにせよ安倍さんのように淡々と言ってしまったことはないと思う。それに、郵政民営化は仮に失敗しても「小泉のせい!」で済んだ話。事実与党である自民党にも反対意見はかなりあり、造反議員とまで言われた人が出る始末。で、その造反組みも今では自民党に復党している人間がいる。要は
「郵政民営化は国内問題、自民党内でも失敗しても小泉一人に責任を押し付けられるし、郵便局が民営化されなくても従来どおり国が運営していけばたちどころに問題が出るような物ではない」
との位置づけと思う。
しかし、しかしテロ特措は延長しなかった場合国内より国際問題になるのは必至。当然安倍首相は国際的にリーダーシップを疑われて結局は辞任に追い込まれる。日本の国際的な地位も当然失墜する。アメリカサイドからは裏切り者、逆の方からは力のない根性なしの烙印を押され、今以上にテロによる被害を受ける可能性の危険は高くなる。それだけに自民党、政府としては慎重に事を運びたかったのに、小沢さんの口車に乗るような形で安倍さんが発言をしたの痛かったと思う。どの道安倍さんは「テロ特措延長」は失敗すれば辞職なのはわかっている話なんだからわざわざ発言する必要なんて無いのに・・・・。やけくそで言ったのか・・・。
今回の発言は昔、海部首相が「覚悟がある」といって国会解散をほのめかして内閣辞職に追い込まれたときの背景に似ていると思った。やっぱり若い人が長になるとこういう失敗はするんだなあと思った。
さて次の首相は誰か、小泉さんを推す人たちもいるようだかさすがに本人固辞。さすがに空気を読むのに長けているとおもった。麻生さんがここまでアピールするとは思わなかった。もっときれいな状態で電車道を走るようにお膳立てをしから麻生さんに座ってもらったほうが良いのでは・・・。そうなると・・・・と、考えていたら福田さんが飛び出してきた。福田さんかあ~。えらく禁欲的な方と聞くからなあ~。クリーンといえば最高にクリーンな人と思う。一国の総理なら少しぐらいあくがあっても良いような、でも福田さんほどの大物が表看板にいないもの事実。さてどうなるのやら・・・・。
しかし安倍さん閣僚が失言、不祥事でコロコロかわり本当に三日天下大臣が多かったが本人も1年持たなかった。小泉内閣のメルマガ、安倍内閣のメルマガ、さて次は福田内閣のメルマガになるのかな。そうなると福田家は親子2代で総理大臣になる。