Archive for 2007年9月

仕事って?

 27日ヤンゴンでデモ取材中の日本人カメラマンが被弾し亡くなられた。当初発表では流れ弾による事故死のような報道だったが昨日のニュースだと至近距離から射撃され被弾の反動で体が飛ぶカメラマンの姿が映っていた。流れ弾であればある意味やむをえないところがあるのかもしれないが至近距離から銃撃されたのでは明らかに殺人事件の被害者になる。持っていたカメラを何らかの武器と見間違えられて撃たれてしまったのか・・・。路上に転がり苦しそうに手をもがく姿がいたたまれなかった。当然ご家族の方もあの映像はごらんになると思うが心痛察し余る。手にはカメラを握ったままだった。
 ふと木口小平という人物のエピソードを思い出した。木口さんは日清戦争時のラッパ手で戦闘中に被弾するものの負傷後もラッパを吹き続け絶命後もラッパを口から離していなかったというエピソードの持ち主である。この話は当然プロパガンダに使用され小学校の教科書にも取り上げられる程であった。
 今回のカメラマンの最後の映像を見ていて、仕事上で亡くなる方は手にしている仕事道具を最後まで手放さないでその仕事を続けようとするんだなあと思った。そう思うと亡くなられたカメラマンのカメラ(ビデオと言われている)には自分を撃った兵士の顔でも撮影されいるのではないかと思った。
 ご冥福を祈ります。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

尋常小学校修身書より

キグチコヘイハ テキノ タマニ
アタリマシタガ、 シンデモ ラッパヲ
クチカラ ハナシマセンデシタ

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休日の過ごし方

 最近の休日はありがたいもので祝日だか祭日かだとその週の月曜日に休みが来て私らのような土日原則休みの人間は3連休となる。学生のころまで社会人になると休みが少なくなるからいやだなあと思っていた。しかしいざなってみると週休2日で有給休暇なんてものもあるから大型の連休がとりづらいだけで計算上は3勤1休ぐらいの感じで案外休みは多い。
で、今月2回目の連休は、まず22日は仕事。午前中会社に出て昼に近所の取引先の人と3人で昼食。そのうち一人の人と午後2時から4時までゴルフの打ちっぱなし。この練習、自宅近所にある練習場のひとつで結構広いところ。いつもの練習場と違い飛んでいる感じがまったくしない。しかしよりコースに雰囲気は近いからたまにはこないといけないなあと思った。 そのご妻とコストコ、カルフールに買い物。夜は夜更かしをして朝方睡眠。
 23日は昼過ぎに行動開始。レンタカーが借りてあったのでドライブへ。特に目的も無かったけど妻が「伊丹の飛行機の下に行こう!」と言い出した。伊丹空港の南側千里川の所に行くと丁度滑走路の淵に行けてランディングしてくる飛行機の真下に立つことが出来る。13時ごろに現地到着。「昼だからあまり飛行機来ないよ」という私の言葉に反して飛行機がどんどん着陸してくる。宝塚の山方向に離陸していく飛行機も見れた。大概滑走路と境界フェンスって離れていたり、航空灯とかがあって寄り付けないから伊丹の飛行場ほど飛行機を迫力満点に見れるところは無いと思う。私は飛行場の近所に生まれ育ったがここまでの迫力は経験したことが無かった。うるさいだけなら神奈川の厚木基地があるが伊丹のようにジェットストリームを感じることは出来ない。30分ほど撮影をして再びドライブに、神戸市の北区、西区、三木から明石をまわって再び伊丹空港に。19時過ぎに到着して約1時間程写真撮影。昼間以上に人が集まっていた。中には無線機で航空管制を聞いていてそれを周りの人に解説するようなマニアの人が数人いた。200mmまでの望遠レンズしか持っていないからあまり迫力のある写真は撮影できなかったが・・・・・。しかしちょっと飛行機が低く入ってくるとジェットエンジンからでる爆風を被り砂が飛んできてあちこちから「痛い痛い!」カメラが倒れそうになる。
 24日はゴルフ。中国自動車道西宮インター付近のところで近くて便利。芝が病気で悪くなったとかでゴルフボールを無料配布していた。ボールもらえるならがたがたでも良いや!なんて思っていたが結構グリーンとかひどかった。スコアは世間レベルでは低いが前回と同スコア。後半で大きく崩れたホールが2つありそれがいけなかった。それさえなければ・・・・・。それがゴルフなんだろうねえ・・・・。さて、今日から仕事。連休ボケの後はしんどいからなあ~。 

占いを信じて

 今日は3連休の後の初日。本当に休みボケだった。朝の占いでも山羊座はびりで、一言で言えば「休みボケに気をつけよう。怠けたら後からしっぺ返しが来るよ!」て、ものだった。本当に疲れた・・・・。何度もくじけて手を抜きそうに。しかし占いを信じて「怠けたらあとから付けが回ってくる・・・」 そう言い聞かせて・・・
 何とか一日が終わった。さて明日もがんばろうか・・・・

ちょっと政治問題

 先週は大きなニュースが流れた。安倍首相いきなりの辞任。 就任時はものすごい人気だったような・・・。先代がかなりインパクトの強い人だっただけに線が細く見えたのと、先代が持ち合わせていたカリスマとも言うべき雰囲気がない普通の秀才といった感があっただけに、外野の重圧を振り切ることができずになにやら失言でもしてこうなるような気もしていた。
 失言といえば安倍さんの表立った失言はインド洋の補給を続けるための「テロ対策特別措置法の延長」で「職を賭す」といったことにあると思う。小沢さんの仕掛けたわなにはまった云々の話があるが組織の長として何しろ失言だったと思う。確かに先代の小泉首相が「自民党をぶっ壊す!」「郵政民営は民意、選挙の結果」などといい職を賭す覚悟の雰囲気はすごく出ていたが公のああいう場での「職を賭す」なんてあっさり言ったかなあ。かなり興奮した状態で演説で辞める辞めないの発言はあったにせよ安倍さんのように淡々と言ってしまったことはないと思う。それに、郵政民営化は仮に失敗しても「小泉のせい!」で済んだ話。事実与党である自民党にも反対意見はかなりあり、造反議員とまで言われた人が出る始末。で、その造反組みも今では自民党に復党している人間がいる。要は
「郵政民営化は国内問題、自民党内でも失敗しても小泉一人に責任を押し付けられるし、郵便局が民営化されなくても従来どおり国が運営していけばたちどころに問題が出るような物ではない」
との位置づけと思う。
 しかし、しかしテロ特措は延長しなかった場合国内より国際問題になるのは必至。当然安倍首相は国際的にリーダーシップを疑われて結局は辞任に追い込まれる。日本の国際的な地位も当然失墜する。アメリカサイドからは裏切り者、逆の方からは力のない根性なしの烙印を押され、今以上にテロによる被害を受ける可能性の危険は高くなる。それだけに自民党、政府としては慎重に事を運びたかったのに、小沢さんの口車に乗るような形で安倍さんが発言をしたの痛かったと思う。どの道安倍さんは「テロ特措延長」は失敗すれば辞職なのはわかっている話なんだからわざわざ発言する必要なんて無いのに・・・・。やけくそで言ったのか・・・。
今回の発言は昔、海部首相が「覚悟がある」といって国会解散をほのめかして内閣辞職に追い込まれたときの背景に似ていると思った。やっぱり若い人が長になるとこういう失敗はするんだなあと思った。
 さて次の首相は誰か、小泉さんを推す人たちもいるようだかさすがに本人固辞。さすがに空気を読むのに長けているとおもった。麻生さんがここまでアピールするとは思わなかった。もっときれいな状態で電車道を走るようにお膳立てをしから麻生さんに座ってもらったほうが良いのでは・・・。そうなると・・・・と、考えていたら福田さんが飛び出してきた。福田さんかあ~。えらく禁欲的な方と聞くからなあ~。クリーンといえば最高にクリーンな人と思う。一国の総理なら少しぐらいあくがあっても良いような、でも福田さんほどの大物が表看板にいないもの事実。さてどうなるのやら・・・・。
 しかし安倍さん閣僚が失言、不祥事でコロコロかわり本当に三日天下大臣が多かったが本人も1年持たなかった。小泉内閣のメルマガ、安倍内閣のメルマガ、さて次は福田内閣のメルマガになるのかな。そうなると福田家は親子2代で総理大臣になる。

9・11

 6年前にニューヨーク周辺で同時多発テロ発生。一番の驚きは世界貿易センタービルにハイジャックされた飛行機が突入。そして建物崩壊。それが生中継されたところが驚き。ちょうど結婚した年のこと。北新地の駅で寮の友人と電車待ちをしていたら妻から(そのときは結婚前)メール、飛行機がビルにぶつかったと・・・。友達とさすがアメリカは飛行機がビルにぶつかるような事故があるんだ・・・と、小型機が間違えてビルにぶつかったぐらいにしか思っていなかった。部屋に帰りTVをつけてニュース映像を見てびっくり、旅客機がビルに激突、それも自爆テロでと、にわかには信じられない理由でビルは煙を上げていたそしてツインタワーのひとつが倒壊そして2本目も倒壊。途中VTRで飛行機がビルに突入するシーンが何度も再生されていた。太平洋戦争末期のカミカゼを髣髴させるものだった。
 あれから6年。犯人が特定されたり、事件の一部が公開されるなど下がいまだに事件が解決したとは言いがたい状況。アフガニスタンやイラクを舞台に戦争が展開さ、イラクでは正規軍が崩壊したが今度はテロがアメリカ軍と戦闘を続けている。日本では自衛隊が日本軍として海外派遣た。そして 今ではその派遣をめぐっての法案成立をめぐって首相が「職を賭した」
 確かに戦後日本は憲法9条を盾にして経済成長だけに努めてきた。一般家庭に置き換えればドアは閉めるけど鍵はかけていないし、まして火災保険や生命保険に入っていない状態、しかし健康保険は加入しているが医者には掛かりまくり・・・・アメリカにしてみれば「とぼけたやつらだ!金ばかり溜め込みやがって!誰のおかげで生活できると思っているんだ!」と。「そろそろ出すもの出してもらいましょうか!いつまで戦後を引きずっている!」って言う状態になっているのだと思う。日本サイドにしてみると今までの様に「いやー戦敗国ですから」とか「アメリカさんに作ってもらった憲法に武器持っちゃいけないって言われてますから・・・」なんていうのは本当に通らなくって来たのだろうと思う。
 それでも60年前に自爆テロの原型になるような「自爆攻撃」を命令してみたり、戦争やめないとかの理由で原子爆弾を2発も食らって、多くの人を悲惨な失い方した日本として今こそ平和を主張するときに来ていると思う。「皆さんがいましていることは60年前にわれわれは経験済みですよ!」って。この手の政策について言えば首相も目先のことに職を賭さないでもっと大局を見て、もっとすべき政策や肝心なことに職を賭してもらえないのかなあ~と思う。