今日は言わずと知れた7月7日。七夕の日と言う事になる。
ただ、私の人生において7月7日は大きな印象の残る日である。
平成7年7月7日、いまから12年前私は東京都民から大阪府民になった。私の親族は大半が地元に居るため親戚中でも大きな話題を呼んだ。戦前に京都に丁稚に来ていた人が1名居たらしいがそれ以来。本家の叔父は「まあ、昔みたいに兵隊で外地に行くわけじゃないからなあ~」と、言っていたのが今でも印象に残る。戦争に行った祖父の兄弟(本家の叔父と年が変わらない。昔は同じ年の叔父と甥の関係があったんだよね)はシベリアに抑留されたけど苦労の末、無事復員できた。私のほうはそれ以来大阪で結婚をして家も買った。祖父の兄弟と違い復員は無さそうだ。
そして本日、義父(妻の父)が他界した。介護施設と病院の生活を足掛け8年の末の本日。地元に居たとは言え結局帰宅は無言になってしまった。最後には家族全員がそろいそういう意味ではしっかりとした往生が出来たと思う。倒れた介護施設も立派な施設で職員さんも人のよさそうな人ばかりで義母や妻も感謝をしていた。息を引き取った病院建物がしょぼかったけど、脳神経の外科としては結構立派な実績のあるところだった。最後を看取った医師や看護婦さんも仕事とは言え何か辛そうだった。「ああ、医者にもこういう人が居たのだ!」とおもった。最後に出てきたのがおかしな奴だったらこっちが成仏できない。正直人間の最後を看取ったのは生まれて初めて。祖父や祖母はみんな寝ている間に息を引き取っていたから。意識が無かったとはいえ苦しそうにしていた義父は見るに耐えなかったが、介護施設の方で奇麗にしていただいていたせいか肌がつるつるしているように見えた。何か赤ん坊に戻って甘えているようにも見えた。医師の死亡宣告後、最後に義父の肩を撫でたがまだ暖かく寝ているようだった。
4 responses to “7月7日と言う日”
areguling
2007年7月10日 07:16
ご冥福をお祈り致します・・・
ぶうちゃん
2007年7月10日 20:40
ありがとうございます
くずれ
2007年7月13日 00:47
大変ご無沙汰しています。カナダ→北海道の不良親父です。ブログ再開しました。
お義父さんのご冥福お祈りします。
ぶうちゃん
2007年7月13日 23:25
しぇふさん
ご無沙汰してます。もう復活はないものと思いさみしかったです。これからもよろしくお願いします。
私は現在短期の転勤で東京暮らしです。久しぶりに実家により、今実家からのレスです。