今日は天気が良かった。午後から奈良飛鳥に行ってきた。あべの橋駅から特急電車で飛鳥まで行った。
これといった目的があったわけではないが史跡が多いからなにか有るかな?と、中学時代の修学旅行で飛鳥でサイクリングをしたことを思い出した。そのとき飛鳥の清々しいイメージがあったので、懐かしさを求めていく事にした。
特急電車で小1時間で到着。時間は14時過ぎ。駅で散策マップを入手。駅前で自転車借りようかとも思ったが17時までに返さないといけない。それだと夕日の写真が撮れないから歩く事にした。歩くとなると行動半径は限られる。結果的には高松塚古墳周辺を歩くにとどまった。それでも高松塚古墳は初めて行くところで、あれだけ有名な石室の壁画も模写ながら初めて実物を見た。(本物は当然見れない。)エジプトのピラミッドも凄いけど日本の古墳も大したものだと思った。いわば時間を封した石室。古代の空気がそのままそこには溜まっていたのかと思うと不思議な気持ちになる。その封を破ったものだからいまカビが生えたり石が割れたりしているのだと思う。やはり墓場なんだからそっとしておくべきものなのだろう。
撮影を済ませ、帰りにまるかぶり用の太巻きを買って帰った。関東で生まれ育った私は大阪に来るまで知らなかった風習。大阪では節分の日に恵方(毎年変わる、神様のいる方向との事)に向かって太巻きを黙って黙々と食べる。太巻きをまるかぶりしている間は言葉を発してはいけない。こういう風習がある。当然、スーパーのお惣菜売り場は一気に太巻きだらけになる。今年は北北西の方向が恵方になる。北北西に向かって妻と太巻きを黙々と食べた。途中喉が詰まりそうになったが音を出す事が出来ないから苦しい思いをする場面も。そして無事一本まるかぶり!福は内になったかな?