今週の月曜日「さだまさし」コンサートに行ってきた。チケットをとある人から貰い妻とフェスティバルホールへ。
「さだまさし」と言えば私が小学生の頃ブレークした「関白宣言」、そのまえは「グレープ」と私がギターを始めた頃は既にフォークの神様になっていた。もう30年近く前のこと。そんなに昔からの有名人だけどコンサートに行くのは私も妻も初めて。いったいどんなコンサートなんだろう?噂ではしゃべってばかりだとか。
いろいろと期待しながらというか疑心暗鬼というか興味津々で会場へ。18:30開演で終わったのが21:30と堂々3時間。さだまさしの音楽はいつも子守唄代わりでアルバムを聞けば1曲持たずに寝てしまうのがこのコンサートでは全く眠くならなかった。それどころか引き込まれてしまった。今回は日本の自然をテーマに春夏秋冬の構成でコンサートを進めていた。うわさのトークは確かに多かったがトークはいわゆるMCのような繋ぎでなくコンサートを構成する立派な演出。曲の演奏と同じぐらい大事なものであった。これをしゃべってばかりのコンサートと思う人間にはさだまさしを理解できないと思った。その名前を聞いて30年近く経つ人のコンサートに始めていってすっかりはまってしまった。ハードロック少年だった私にはそのよさが解るのに出会いから30年もたってしまった。
で、コンサートで「へぇ~」と思った話は「目が点になる。」っていうのは「さだまさし」周辺で出来た造語。「花の応援団」と言うマンガで驚くと目を点々に描いてあったのを見たギターリストの人(故人)が何かあって驚くと「目が点々になるなー」と言ったのが始まりでラジオ番組などで仲間が使うようになって今ではすっかりむかしから有る日本語のように浸透したとの事。「へぇ~」といった小ねたからぐっと来る感動の話まで、偶然行ったコンサートだけど値打ち物になってしまった。今度は自分でチケット買って行って見ようかな。