Archive for 2006年5月17日

出張

 5/15は伊豆諸島の新島に出張で行って来た。伊豆諸島に渡るのは初めて。調布の飛行場から新島まで飛行機で行った。この飛行機は双発の小型プロペラ機で有視界飛行で飛行しているため運休が多いので気をつけてくださいと、予約の時に注意を受けた。東京はその日の夜半まで雨が降っていた。もしからしたら運休になるのではと心配した。もし飛行機がだめな時は8時発の竹芝桟橋からのジェット船で向かわないといけない。最悪を想定して始発電車で調布に向かった。快晴ではあるがガスが掛かっていた。家をでてモノレールで高幡不動に向かい京王線で調布に向かったのだが高幡不動についた頃には雲のない快晴になっていた。時間は6時。飛行場の集合は8時20分。調布まで15分。時間をつぶすしかないのだが・・・・。朝の高幡不動で時間をつぶすところは高幡不動に参拝するしか無い。朝の不動さんにいったら近所の住人と思われる人が数名参拝をしていた。私も無事新島にいけるよう祈願。その後は朝の境内で写真を撮影した。朝のすっきりした雰囲気の中での撮影は本当に清々しかった。小1時間ほどふらふらして調布駅に向かった。調布駅で会社の人と落ち合い飛行場へ。
 私は今まで乗った飛行機の中で一番小さいのが大阪~山形を飛行している小型ジェット機。今回のような小型機は初めて。乗ってびっくりしたのは狭い。機内は2列で19人乗り。いざ離陸したら木の葉のようにゆらゆら上昇。眼下にはふるさとが一望できた。ジェットと違いスーっと上昇しない。よかったと言えばふるさとを上空から眺めるのは初めてで「あああれは鶴川街道!おお東名川崎インターで、えっ、あんな直ぐのとろろが横浜インター?えっ?第三京浜があれで横横?あの辺は混んでいて通過するのに時間がかかるのに飛行機だと一気だなー。」と、自分が狭いところで右往左往していたのかと思うとなんか嫌だった。三浦半島も手のひらに入ってしまいそうな大きさ。アラスカの大地とは視界の広さが全然違うと思った。
 海に出るとじき伊豆大島の上空。突如凄い揺れ。上に下に。前に飛んでいるが機首は斜め前方を向いている。そうこうするうちに着陸態勢。大型のジェットとちがい正味機首を下げて高度を落とす。正に地上に向かって落ちて行く。機体はその間も右に左に上下ふらふら。「あっつ!滑走路!」と思ったら「キュッツ!」とタイヤのきしむ音。ところが片輪しか接地していない。「何?」暫く(おそらく2秒位とは思うけど片輪走行)ひっくり返る!と思ったらもう一度「キュッツ。ゴーオーッツ!」と言う音が聞こえてきて物凄く安定した気分になった。こうして無事新島着。仕事は何の支障も無く予定通り完了。再び飛行機で調布に向かった。復路は往路より揺れなかったが調布に着いたときはやっぱりぐったり。新幹線で大阪に帰ったが、やはり鉄道が一番安心できる。
 福知山線の事故から1年経ったがいまだ事故は終わったとは言い難いようだがこうして色々な交通機関を比較すると身近で手軽で安心できる鉄道の信用は本当に大切な事だと思った。一度も事故を起こしていないがあの飛行機であれば墜落しても「ああ、やっぱりな!」と、思ってしまう。

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久しぶりの帰省

 先週の土曜日に帰省し15日日曜は午前中親爺と本家に挨拶に行った。本家は実家から2キロほど離れたところにある。伯父さんや従兄弟(15歳程派なれている。ちなみに伯父と親爺は12離れている。)は出かけていて従兄弟の奥さんが「おじいちゃんは裏の畑にいますよ。」といっていた。たしかに孫がいるからおじいちゃんだけどこっちにしてみると伯父さんがおじいちゃんには一寸抵抗があったが伯父さんは当年もって85歳だったとおもう。客観的にはおじいさんだけどね。
 結局線香をあげて早々に退散。畑に行ったが伯父さんはいなかった。親爺と「しょうがないから帰るか」と車を転がしあぜ道のような旧道を走っていたら向こうから伯父さんがやってきた。どうも近所の家に行っていたらしい。2言3言言葉を交わし失礼した。
 せっかくここまで来たからと村山貯水池(多摩湖)を1周する事にした。天気が悪くて今ひとつだがハイキングやジョギングをする人で遊歩道は混んでいた。
 周遊道路は昔走りやが疾走しまくって事故を連発したため減速帯がついていてガタガタ走り心地が悪い。数年前に親爺が墓の土地を買ったとか言うから見に行った。小高い南向きの斜面にあり西武ドームを見下ろすところに在った。
 さらに周遊道路をすすめていくと「かたくりの里」という今流行りの家族向けの温泉場があった。午前中ということで空いていたので親爺と温泉に入ってしまった。親子で温泉に入るのは小学校以来30年ぶりの事。私のほうは久しぶりに大きい風呂に入り満足。親爺もここのところ旅行にも行っていないから結構満足していたようだった。
 午後は一人で近所の都立薬用植物園に行ってきた。ここは東京都が薬草の研究を目的として開設している植物園で無料で楽しめる。季節的に華やかな花が無くてたいした写真が撮影できなかった。フェンスの中で厳重栽培されているケシは大きな綺麗な花を咲かせていたがフェンスが邪魔で写真撮影すら出来なかった。
 家に帰ると親爺が散歩に行くというからついていった。家の前の東大和市駅から隣の玉川上水まで遊歩道があるためのんびり森林でかこまれた遊歩道を歩いていったここ数年で綺麗に整備されていた。私が高校生の頃通学で通っていた頃は草ぼうぼうで人通りも無くそれこそ追い剥ぎか野良犬にでも襲われてしまいそうなところだった。変われば変わるものだなあと思いながら散歩を続けた。
 結局親爺と玉川上水までいって大和基地の跡地に出来た団地を抜けて町内を一周して帰宅した。子供の頃大冒険をしたと思ったコースを散歩したのだが自分が大きくなったせいか歩いた道が狭く感じられた。