出張
5/15は伊豆諸島の新島に出張で行って来た。伊豆諸島に渡るのは初めて。調布の飛行場から新島まで飛行機で行った。この飛行機は双発の小型プロペラ機で有視界飛行で飛行しているため運休が多いので気をつけてくださいと、予約の時に注意を受けた。東京はその日の夜半まで雨が降っていた。もしからしたら運休になるのではと心配した。もし飛行機がだめな時は8時発の竹芝桟橋からのジェット船で向かわないといけない。最悪を想定して始発電車で調布に向かった。快晴ではあるがガスが掛かっていた。家をでてモノレールで高幡不動に向かい京王線で調布に向かったのだが高幡不動についた頃には雲のない快晴になっていた。時間は6時。飛行場の集合は8時20分。調布まで15分。時間をつぶすしかないのだが・・・・。朝の高幡不動で時間をつぶすところは高幡不動に参拝するしか無い。朝の不動さんにいったら近所の住人と思われる人が数名参拝をしていた。私も無事新島にいけるよう祈願。その後は朝の境内で写真を撮影した。朝のすっきりした雰囲気の中での撮影は本当に清々しかった。小1時間ほどふらふらして調布駅に向かった。調布駅で会社の人と落ち合い飛行場へ。
私は今まで乗った飛行機の中で一番小さいのが大阪~山形を飛行している小型ジェット機。今回のような小型機は初めて。乗ってびっくりしたのは狭い。機内は2列で19人乗り。いざ離陸したら木の葉のようにゆらゆら上昇。眼下にはふるさとが一望できた。ジェットと違いスーっと上昇しない。よかったと言えばふるさとを上空から眺めるのは初めてで「あああれは鶴川街道!おお東名川崎インターで、えっ、あんな直ぐのとろろが横浜インター?えっ?第三京浜があれで横横?あの辺は混んでいて通過するのに時間がかかるのに飛行機だと一気だなー。」と、自分が狭いところで右往左往していたのかと思うとなんか嫌だった。三浦半島も手のひらに入ってしまいそうな大きさ。アラスカの大地とは視界の広さが全然違うと思った。
海に出るとじき伊豆大島の上空。突如凄い揺れ。上に下に。前に飛んでいるが機首は斜め前方を向いている。そうこうするうちに着陸態勢。大型のジェットとちがい正味機首を下げて高度を落とす。正に地上に向かって落ちて行く。機体はその間も右に左に上下ふらふら。「あっつ!滑走路!」と思ったら「キュッツ!」とタイヤのきしむ音。ところが片輪しか接地していない。「何?」暫く(おそらく2秒位とは思うけど片輪走行)ひっくり返る!と思ったらもう一度「キュッツ。ゴーオーッツ!」と言う音が聞こえてきて物凄く安定した気分になった。こうして無事新島着。仕事は何の支障も無く予定通り完了。再び飛行機で調布に向かった。復路は往路より揺れなかったが調布に着いたときはやっぱりぐったり。新幹線で大阪に帰ったが、やはり鉄道が一番安心できる。
福知山線の事故から1年経ったがいまだ事故は終わったとは言い難いようだがこうして色々な交通機関を比較すると身近で手軽で安心できる鉄道の信用は本当に大切な事だと思った。一度も事故を起こしていないがあの飛行機であれば墜落しても「ああ、やっぱりな!」と、思ってしまう。