今日は昼から出社して簡単な書類整理と仕事を4時間ほどした。仕事が15時ごろ終わりふらふらしながら帰宅する事に。先ず図書館に行き立ち読み。30分程写真の本を読み歩いて「汐見橋」の駅に行った。私はこの2両編成の電車が好きで前に1度乗ったことがある。工場のなかをゴトゴト横揺れしながらのんびり走っていく。客は私を入れて2名途中駅で1人降りて3人乗車。岸里玉出に到着。ここまで来ると私には行くところがある。「会津屋」というたこ焼き屋。なんでも初めてたこ焼きを作ったとかで他の店とは1線違う。まず醤油?要は出汁で味がついているからマヨネーズ、ソース、海苔、鰹の一切がトッピングされていない。しかも冷えても美味しい。2皿買い一皿はお土産。
ここで真っ直ぐ帰らずニューとラムで南港方面に行く事にした。住之江の駅でニュートラムに乗ろうとホームにいたら奇声をあげる少年がいた。あまりにもうるさく騒ぐから知らないおじさんに注意されていた。前回この散歩コースをたどりニュートラムで急病の少年を助けた?が今回は奇声を出す少年に出会った。「色々な人に出会うなあ~」と思った。電車に乗り込むと少年の周りは誰もいない。結構混んでいるがみんな少年との関わりを恐れてか少年の周りは人がいなかった。私はその空いている席に座った。電車が動き出すと少年はイキナリ床に正座をし、椅子をテーブル代わりにしてスーパーで買ったと思われる散らし寿司や太巻き、お稲荷さんを取り出した。たこ焼き1皿をどこで食べようかと悩んでいる私を尻目に弁当を食べ始めた。
「あれあれ・・・ しょうがねえなあ~」と思って見ていた。しかしその少年よく見ると。ちゃんとごみを散らかさずに食べている。そして箸を正しく使っている。良く見ると正座をして椅子に向くと車体の小さいニュートラムの場合、外の景色がちゃんと見えている。確かに奇行だがよく見ると彼の動きにはそれなりの理由がある。この手の人達は確かに奇行が目立つので変に思われていると思うがこうしてよく見ると一つ一つの行動に意味がある場合が結構ある。そして彼の箸使い。失礼ながら驚いた。高等教育それも大学院を出たような人間でも箸をまともに使えない人は多い。
箸が使えないと普通では無いと思っている私にしてみると奇行目立つこの少年が立派に箸を使いごみをきちんとゴミ袋を定め床にごみを撒き散らさず。考えてみれば正座で食事をしている。これって「普通の日本人のあるべき姿じゃない?」
人前で大騒ぎをしたりイキナリ飯を食いだしたり・・・それは奇行だが・・・。奇行のないやつでも箸も持てずその辺にごみを散らかすやつはいる。
さて、じゃあ普通ってなんだ?どっちが正しい人間?あるべき社会人?
わたしは思わずうなってしまった。