今日は驚きのニュースがあった。別に生死に関わる程のものではないがNIKONがフイルムカメラの生産を大幅縮小。イヤー驚いた。やはりフイルムカメラの需要って激減していた。まず報道関係がいまはほとんどデジカメ、工事の施工写真も今ではデジカメ主流。一般大衆はコンパクトデジカメ。フイルムカメラは写真家や一部愛好家に支えられていたのが現状らしい。デジカメのハンドリングのよさはフイルムカメラの比ではない。しかし画像の芸術性はフィルムカメラ特にリバーサルフィルムは断然美しいが、市場を支えるほどの力にはなれない。
 ここでふと思い出したのがレコードとCDの関係。音楽の世界はもう20年ほど前、つまり我が青春時代にアナログからデジタルへの大転換があった。特にそれまで100,000円以上したCDプレーヤーだがYAMAHAから49800円のCDプレーヤーが発売されると堰を切ったようにCDが普及し始めた。数年後にCDラジカセが普及した頃にはレコード屋はCDショップと呼ばれる存在になっていた。私自身も金が無かったから輸入版のレコードを買っていたのでレコードをかなり遅くまで買っていた。しかしCDはレコードと違って場所もとらないし、音質も格段によい。音に温もりがないとか言ってCDを嫌っていたがレコードに比べたら断然便利である時期からはCDしか買わなくなった。
 そうこうしていたらレコード針を作るメーカが無くなってしまい現存するレコードすら聴けない状況に成ってしまった。結局は情熱のある方々に支えられ、レコード針は細々と生産再開、プレーヤーもメーカーで製作するようになった。
 レコードの時に寂しい思いをしただけに、写真でも同じ思いをするのは辛いとおもった。フイルムカメラを支える力になりたいなあ~。
 

 

以下はNIKONhttp://www.nikon-image.com/jpn/news/info/info060111.htmより抜粋

2006/1/11


フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて


平素はニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

このたび弊社は、お客様のニーズに応じた製品をタイムリーにご提供するため、デジタルカメラ事業に一層の経営資源を集中し、フィルムカメラ製品のラインアップを見直ししていくことといたしました。

フィルムカメラ市場が急激に縮小する中、コンパクトデジタルカメラは普及率も高まり、今後はより高機能、付加価値の高い製品が求められております。また、デジタル一眼レフカメラにおきましては、今後はフィルム一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラからの買い替え需要などの拡大が見込まれ、より高性能な新製品の発売が期待されております。

このような市場環境の中、お客様のご要望により迅速に対応するために、デジタルカメラ事業に一層の経営資源を集中し、フィルムカメラ製品のラインアップを見直ししてまいります。
大判カメラ用レンズ、引伸し用レンズにつきましては全品の生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。また、フィルムカメラボディー、マニュアルフォーカス交換レンズ、その関連アクセサリーにつきましては一部を除き生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を終了いたします。

今後のフィルムカメラ事業は、フィルムならではの表現を大切にするお客様に高い評価をいただいておりますニコンのフラッグシップカメラ「F6」、写真を勉強する方の入門機として定評のある「FM10」を中心に継続してまいります。

なお、アフターサービスに関しましては、これまでどおり製品ごとに定めております規定に従って対応してまいります。

今後ともニコン製品を引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。




継続して生産、販売するフィルムカメラボディー、マニュアルフォーカス交換レンズ


カメラボディー
F6、FM10
マニュアルフォーカス交換レンズ
AI ニッコール 20mm F2.8S、AI ニッコール 24mm F2.8S、AI ニッコール 28mm F2.8S
AI ニッコール 35mm F1.4S、AI ニッコール 50mm F1.2S、AI ニッコール 50mm F1.4S
AI マイクロニッコール 55mm F2.8S、AI マイクロニッコール 105mm F2.8S
PC マイクロニッコール 85mm F2.8D

 
 
 
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