兄弟

　結局全員集合して式はスタート。神前式の結婚式は初めて体験した。教会式しか体験していないから結構驚いた。かなり重々しい雰囲気。神社と言えば安全祈願祭や竣工式に立ち会うぐらいでこんなに重ぐるしいのは初めて。教会式のYes　I　do！のほうが解りやすくていいと思った。誓いの言葉まで言わされて大変だなあと・・・。妻は立派だった！同じ兄弟でも誰かとは違うと絶賛していた。しかし2人兄弟だから、弟以外の誰かは私しかいない。まあいいかあ～。

立ったり座ったりを繰り返したから我が親戚は辛そうだった。しかし大きく崩れる事無く式は無事に終わり記念写真撮影に。ところが撮影するのにあれこれ写真屋さんがみんなの服を正したり姿勢に注文をつけたりで暑い照明が照る中我が親戚は頑張っていた。

　何とか撮影も終わり披露宴会場へ。控え室に着いたらみんなぐったり。「もうココでいいや！」と言い出す始末。

　しかし控え室にいる弟関連の人々は物凄い数で披露宴の客は100名にもなっていた。我が弟ながら驚いた。

　式ははじめ静かに滑り出したが終わりごろはかなりの騒ぎになっていた。私も弟と顔が似ていると言う理由で弟の代わりに飲まされていた。大人しくしているつもりだったがどうもそうならない星の人間らしい。

　式も無事に終わり最後に親戚軍団の荷物を取りにクロークと披露宴会場を往復。よく倒れなかったと自分を褒めてやりたい。

　弟も式が終わり緊張感から放されて酔いがまわったらしい。宿泊する部屋に連れて行ってやった。少し会話した。

　「新婚旅行ハワイなの？」

　「ああ・・・・」

　「1週間ぐらい？」

　「そんなに、休めないよ」

　「じゃあ2泊3日か？」

　「ああ、そうだよ」

　「ハワイの何処行くの？」

　「ハワイ」

　「そうか・・・」

そこで義妹が部屋にやって来た。

　「じゃあ！」といって部屋をでた。我が舎弟完全に酔っていた。

弟夫婦は初めての海外らしい。まともに国内旅行もした事が無いくせに大丈夫なのかなあと、旅行好きの兄としては心配だった。

　両親と妻とでタクシーで実家へ。10000円超の料金だったがまあご祝儀と思った。

弟も無事結婚し、新居を構え新しい生活を始めたんだなあと弟の何一つ片付いていない部屋を見て思った。

広告

兄弟

　12/11弟の結婚式があった。3歳違いで今は地元東京で働いている。私は12/10土曜日午前中書類整理をしに出社し夕方の便で東京に向かった。土曜日は日本橋に宿泊。十年ぶりの日本橋、町並みはそんなに大きく変わっていないようだったが記憶があいまいでどっち向いているのか理解できなかった。まさか日本橋で迷子になるとは！と、思いながら妻を連れまわして何とか夕食。翌日の結婚式に備えて早々と睡眠。

　11日は雨の予報だったが幸い天気は良かった。開始時間の2時間ほど前に会場の京王プラザに到着。控え室でのんびり待っていた。しかし！我が親戚は高齢者ばかりが招集されていて大変な事になった。時間の1時間ほど前についたのは本家の伯父さん達4名だけ。残りが全然集まらない。親爺はあせっているようだが　エレベータで弟を見たが「すましていたから他人かなあ～」とかのんびりした事を言っていた。オフクロはなにやらパニックになっていてバタバタしていた。しょうがないから、来ない身内を探しにホテルを走り回った。結局は式に参加するのに披露宴会場の待ち合わせ室で待機していた。正規の控え室に行くように言ったら「足がいてえからいいだよ！」と母親の姉2人が言った。いくら年寄りでも足腰悪くするにはまだ早いだろうと思った。渋る伯母さん方をつれて控え室に集合。今度はオヤジの弟が行方不明。入れ違えで披露宴の待ち合わせ室に行ってしまった。結局は式には間に合ったが神様もびっくりのあわただしさだった。