今週は月曜日と木曜日は勤務先の会社の工場に行った。工場は大正区の船町にあり大阪市の南端。我家が大阪市の北端にあるから大阪を縦断することになる。距離にすると約15Km程度、時間にすると約1時間。
 数通りの道があるが一番面白いのは昨日の帰りに通ったルート。船町の工場を出ると先ず木津川運河を渡し舟(船町渡舟)で渡り、鶴町縦断し大正内港を渡し舟(千歳渡舟)で再度わたり、大正区を縦断して甚平渡舟で尻無川を三度、舟で渡る。今度は港区を縦断。弁天町から西区の九条に抜け、九条から今度は安治川の川底を安治川隋道を通って対岸の此花区西九条へ、そして福島区吉野に抜けて淀川を淀川大橋で渡り西淀川区そして我家のある淀川区へ。
 何が面白いかっていうと、渡し舟。大阪市建設局が運営していてずべて無料。舟の往来が多い河口の川で狭小箇所に船の往来を妨げない大きな橋を掛けられないためあちこちにこうした渡し舟がある。渡し舟は渡船場にもよるが10分から15分おきに運行されている。舟に乗るとひんやりとした潮風は自転車を漕いで熱くなった体には心地がいい。そして水の町大阪を味わう事が出来る。安治川隋道、これも建設局が運営している。大きなエレベータで川のそこまで降りて川底のトンネル(隋道)を歩いて対岸に行きエレベータで地上に上がるというもの。かつては車も使用していたらしい。現在は歩行者用の隧道しか運営されていない。
 この渡し舟、船町は工場街で利用者は限定されてしまうがそれ以外の渡船場は利用者も多く通勤、通学、買い物?など住民の足として必要不可欠なものになっているようだった。
 税金の無駄遣いで天下に馬鹿丸出しの大阪市だが結構行政サービス頑張っているんだよね~。
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